「神はいない」と書いた男性起訴

ロシアで2日、「神などいない」とインターネット上に書き込んだ男性が、ロシア正教信者の心情を害したとして起訴されたそうだ。有罪判決が下れば最大で禁錮1年が言い渡される可能性があるという。
露南部スタブロポリ在住のビクトル・クラスノフ被告は、2014年に地元のユーモア系ウェブサイトで展開された聖書に関する議論をめぐって起訴されたそうだ。
クラスノフ被告はこのネット議論の中で、「ユダヤ人のおとぎ話を寄せ集めて聖書と名付けただけで、まったくのたわごとだ。少なくとも僕にとっては」などと主張。さらに「神なんていないんだよ!」と買い込んだという。これに対し、議論に参加していた若者の一人が「ロシア正教信者の心情を害した」と被告を告訴したという。
起訴の根拠となったのは、露女性パンクバンド「プッシー・ライオット」がロシア正教会の大聖堂で挑発的なパフォーマンスを行って懲役刑判決を受けたことを機に2013年に制定された法律だという。
クラスノフ被告は起訴に先立ち昨年、1か月にわたり精神科病棟に入院させられ、精神鑑定を受けさせられたという。弁護士はAFPに対し、被告は「単なる無神論者」で、問題の議論ではハロウィーンとユダヤ教の祝日を批判していたと語ったそうだ。
これが日本で日本人が発言したものであればここまで大きな問題にはならなかったのではないだろうか。国によって宗教観は違うが、その国の国民すべてが同じ宗教観を持っていなければならないということでもないだろう。ネットが普及したことで、数人で行っていた議論がここまで拡散されてしまうというのも今の時代ならではなのではないだろうか。